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円城塔 『バナナ剥きには最適の日々』 [SF・ミステリ バカ系]

小説って本来なんでもありだと思う。その一つの楽しみとして構造・構成の面白さを愉しむこともできる。バカミスやSFにはそういった楽しみ方ができる作品があるから好きなんだ。変わった構成で書いているとぶっ飛んだ発想が浮かびやすいと言うメリットもあるんじゃないかな。
世界文学にもそういうタイプの作品が結構あるんだけど、慣れないと読み進めづらい。私のようにボルヘスやカルヴィーノに挫折してしまった人は、円城を読めばよいと思う。そんな気にさせる短編集。

バナナ剥きには最適の日々

バナナ剥きには最適の日々

  • 作者: 円城 塔
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/04/06
  • メディア: 単行本



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