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森見登美彦『シャーロック・ホームズの凱旋』 [SF・ミステリなど]

小説には2つのタイプがある
超自然的なものを受け入れるものと受け入れないものだ

それから、そのどちらかはっきりさせないものもある
あ、3タイプか

この小説は、どのタイプかはっきりしないまま進んでいくし、ホームズはスランプだし、
本の真ん中あたりまで面白くない

しかし、ヴィクトリア朝京都の登場人物がロンドンという聞いたこともない都市を想像するあたりから
俄然面白くなる

いま読んでいる部分が、この想像し想像される関係においてどういう位置づけになるのか
読んでいる時点ではわからないので、心地よい不安感を味わえる

シャーロック・ホームズの凱旋

シャーロック・ホームズの凱旋

  • 作者: 森見登美彦
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2024/01/22
  • メディア: Kindle版



タグ:森見登美彦
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