劉慈欣 『三体』

良い意味で英米や日本のSFのようだ。中国社会には詳しいが。
良い意味で黄金時代のSFのようだ。異星人の描き方、ストーリーの終わらせ方など。

一昔前のように２冊３冊にせずに１冊にまとめたのも良かった。

衝撃を与えると言うより、希望を与える作品だ。
希望とはSFの未来への希望だ。

ロックミュージックが終わってしまって、
広い意味のポピュラーミュージックに吸収されてしまったように、
SFも終わってしまって、
エンタテインメント小説に吸収されてしまいそうに感じていたが、
まだしばらくは延命しそうだ。

三体

• 作者: 劉 慈欣
• 出版社/メーカー: 早川書房
• 発売日: 2019/07/04
• メディア: 単行本

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