佐藤友哉 『転生!太宰治』 [SF・ミステリ バカ系]
あー面白かった。
同じ星海社fictionsから出た『ダンガンロンパ十神』がイマイチだったが、
ガラッと作風を変えてきた。それが良かったと思う。
そもそも文学を信じたり重要視することが滑稽なのだが、
滑稽なことを一所懸命やろうとしてる主人公も著者の佐藤もカッコいいね。
同じ星海社fictionsから出た『ダンガンロンパ十神』がイマイチだったが、
ガラッと作風を変えてきた。それが良かったと思う。
そもそも文学を信じたり重要視することが滑稽なのだが、
滑稽なことを一所懸命やろうとしてる主人公も著者の佐藤もカッコいいね。
転生! 太宰治 転生して、すみません (星海社FICTIONS)
- 作者: 佐藤 友哉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/09/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
タグ:佐藤友哉
倉知淳 『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』 [SF・ミステリ バカ系]
ひねくれ者がいたとしよう。
そいつがそのひねくれた性格を活用してお金を稼ごうと思ったとしよう。
そうして出来上がったのが、このバラエティにとんだひねくれ短編集だ。
そんな想像をかきたてる楽しい作品でした。
そいつがそのひねくれた性格を活用してお金を稼ごうと思ったとしよう。
そうして出来上がったのが、このバラエティにとんだひねくれ短編集だ。
そんな想像をかきたてる楽しい作品でした。
タグ:倉知淳
宮内悠介 『超動く家にて』 [SF・ミステリ バカ系]
既読積読の年間日本SF傑作選の4編を除いて読了。
そのためもあって、軽〜く楽しく読めました。
そのためもあって、軽〜く楽しく読めました。
タグ:宮内悠介
松崎有理 『架空論文投稿計画 あらゆる意味ででっちあげられた数章』 [SF・ミステリ バカ系]
架空論文投稿によって現在の研究環境の問題点をあきらかにしようする主人公たち。
行く手に立ち塞がる論文警察。
もちろん架空論文もふんだんに載せてある。
なかなか楽しい。
でも、なんか軽く薄っぺらい。
軽さが味になっていれば良いんだけど、そうでもない。
行く手に立ち塞がる論文警察。
もちろん架空論文もふんだんに載せてある。
なかなか楽しい。
でも、なんか軽く薄っぺらい。
軽さが味になっていれば良いんだけど、そうでもない。
タグ:松崎有理
フレドリック・ブラウン 『さあ、気ちがいになりなさい』 [SF・ミステリ バカ系]
家の本棚には今もサンリオSF文庫の『フレドリック・ブラウン傑作集』がある。同じ星新一訳だ。
確認したら黄ばんだりしていなくて、まだまだ問題なく読める。
そこでまず、サンリオSF文庫とダブらない
「みどりの星に」「ぶっそうな奴ら」「電獣ヴァヴェリ」
「町を求む」「帽子の手品」「沈黙と叫び」
を読んでみた。
抜群にうまいし古びていない。素晴らしい。
特にSFを読み始めた頃に感動した「電獣ヴァヴェリ」が懐かしかったし今でも楽しく読めた。
良かった良かった。
後の作品はあとでゆっくり味わおう。
確認したら黄ばんだりしていなくて、まだまだ問題なく読める。
そこでまず、サンリオSF文庫とダブらない
「みどりの星に」「ぶっそうな奴ら」「電獣ヴァヴェリ」
「町を求む」「帽子の手品」「沈黙と叫び」
を読んでみた。
抜群にうまいし古びていない。素晴らしい。
特にSFを読み始めた頃に感動した「電獣ヴァヴェリ」が懐かしかったし今でも楽しく読めた。
良かった良かった。
後の作品はあとでゆっくり味わおう。
フレドリック・ブラウン傑作集 (1982年) (サンリオSF文庫)
- 作者: フレドリック・ブラウン
- 出版社/メーカー: サンリオ
- 発売日: 1982/02
- メディア: 文庫
タグ:フレドリック・ブラウン
柞刈湯葉 『横浜駅SF』 [SF・ミステリ バカ系]
横浜駅の拡大がエスカレートする話かと思ったら、本州いっぱいに広がった後の話だったので
まずそこに驚いた。
タイトルや出版元から本格的SFではないキワモノかと予想していたが、
なかなかどうして、ちゃんとしたSFだった。
山田正紀やかんべむさしが若手だった頃の
楽しく読める良いSFに似た手触りだ。
まずそこに驚いた。
タイトルや出版元から本格的SFではないキワモノかと予想していたが、
なかなかどうして、ちゃんとしたSFだった。
山田正紀やかんべむさしが若手だった頃の
楽しく読める良いSFに似た手触りだ。
タグ:柞刈湯葉
ジャック・ルーボー 『麗しのオルタンス』 [SF・ミステリ バカ系]
実験文学者が書いたヘンテコミステリー。
脱線ばかりで、そのうちの何ヶ所かがまあまあ面白い。
脱線ばかりで、そのうちの何ヶ所かがまあまあ面白い。
タグ:ルーボー
霞流一 『独捜! 警視庁愉快犯対策ファイル』 [SF・ミステリ バカ系]
ユーモア系なので、登場人物のたたく軽口が肌に合わない人は楽しめないだろう。
最近の何作品かちょっと切り口を変えてきたが、これは以前の霞に戻った感じ。
悪くない。でも、とりたてて良くもない。
最近の何作品かちょっと切り口を変えてきたが、これは以前の霞に戻った感じ。
悪くない。でも、とりたてて良くもない。
タグ:霞流一